「複利は黄金の回転だ」投資の秘訣はジャイロ・ツェペリの5つのレッスンにあり〜ジョジョから学ぶ株式投資〜

“STEEL BALL RUN 11巻 #43より引用”

みかげです。今日はジョジョの奇妙な冒険7部のジャイロのレッスンと複利の関係の話をするよ。

 

「ジャイロの回転のレッスンと複利にいったいなんの関係があるのか…キモ…まぢ無理ぃ。」とキミは思うかもしれない。

 

でも安心してほしい。ジャイロが「回転は無限の力だ」と言ったように複利もまた無限の力なんだ。言葉は違うけどその基本思想は同じなんだ。

きっとこの記事を最後まで読めば言葉は違うけど複利のなんたるかを心で理解できるはずだ。

 

ジョジョ7部の「回転」の力ってなに?

“STEEL BALL RUN 2巻 #6より引用”

ジョジョファンならもちろん知ってると思うけど「回転」の力について簡単に説明するね。

回転の力っていうのは主人公の1人であるジャイロが使う技(技術)のことなんだ。

ジョジョっていうと大体の人はスタンドをイメージすると思う。でもジャイロは「回転」の力を使うんだ。回転の力だけで困難を乗り越えていくんだ。

これだけでも面白いことなんだけど長くなるからやめておくね。

ジャイロは主に鉄球を用いてその回転の力を発揮させていくんだ。

手に持った鉄球を回転させて相手を攻撃したり防御したり、果てには治療に使ったりまでする。回転の力で様々なパワーを発揮させるんだ。面白いよね。

より上位にある回転、黄金の回転については後ほど紹介しよう。

 

…回転の力の説明はここまでにしてレッスンを見ていこう。あとはジャイロが教えてくれる。

 

本当に「複利」を効かせることができてる?

回転の説明の前に複利についても念のため確認しておこう。

「複利なんてそんなの知ってるよ。」
とキミは言うかもしれない。

だって複利は株式投資をする上で必要な知識だからね。

 

でも本当にそうだろうか?

 

キミは複利がどんなことかは理解しているかもしれないけど複利を意識して日々の投資をしているだろうか?


キミの普段何気なく行なっている投資に複利の力は効かせることができているか考えながら投資をしているだろうか?

 

よくインデックスが良いとか配当金再投資が良いとか議論がおこるけど実は本質はそこじゃない。

 

投資手法は何だっていいんだ。

 

キミがインデックス厨だろうと配当金再投資厨だろうと個別株厨であろうと何者だっていい。

 


キミの運用しているその投資には複利の力を発揮させることができているか
ということが大事なんだ。

 

そのニュアンスはジャイロの「黄金の回転」のレッスンを学ぶことで的確に理解することができるんだ。

 

Lesson1『妙な期待はするな』

“STEEL BALL RUN 1巻 #3より引用”

主人公のジョニィは名ジョッキーだったんだけど事故により半身不随に。参加したSBRレースでジャイロの鉄球の技術を目の当たりにしたジョニィは鉄球の秘密を探ろうとする。

回転する鉄球に手を触れた瞬間半身不随で動かなかった足が一瞬動く。その時にジャイロが言った言葉だ。

 

「ただ筋肉の反射で動いただけだ。『妙な期待はするな』」

 

キミは投資を初めて始めた時にどんなことを思っただろう?

 

もしかしてすぐ億万長者になれるスゴイものだ!!と思った人もいるんじゃないだろうか。もしかしたら今でもそう思ってるんじゃないかな?

 

もしそんな”期待”を持っていたらすぐに忘れるといいよ。投資をやったからといって”すぐ”には大金持ちにはならない。

 

すぐに大金持ちになれるなんていう『妙な期待はするな』

 

Lesson2『筋肉に悟られるな』

 

ファーストステージ終了後見事レースについてきたジョニィに対し鉄球の秘密を少しだけ教えるジャイロ。

「皮膚一枚までなら筋肉に悟られない。」馬はこの回転の力により無意識にジョニィを下ろしそれに気づくことはなかった。

→皮膚と筋肉の話なのでカットするね、ごめん。ここは何回読んでも投資との関連性を見出せなかったよ。

 

Lesson3『回転を信じろ!回転は無限の力だ』

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“STEEL BALL RUN 4巻 #19より引用”

レース中にブンブーン一家に追い詰められたジョニィとジャイロ。相手の能力で身動きがとれない中唯一まだ手を動かせるジョニィに対してジャイロがレッスン3を教える。

 

『回転を信じろ』

 

これを聞いてどうだろう。
精神論だと思った人が多いんじゃないかな。

じゃあまずは信じるってどういうことだろう?

もう少しだけ具体的にしてみよう。「裏切られると全く思わず、疑いもしないこと」と置き換えてみよう。これでわかりやすくなったんじゃないかな。

はじめに鉄球と回転の関係は投資と複利の関係に似ていると言ったね。じゃあここで回転を複利に置き換えてみよう。そうすると「回転を信じろ」は「複利を(疑わないで)信じろ」ということに置き換えられるんだ。

 

キミは複利の力を疑いなく信じているだろうか?複利の力を頭でわかっていても信じきれずに複利の力が効かないような投資をしていないだろうか?

 

複利の力を知っているキミなら複利の描く放物線が最後にどうなるか一番知ってるはずだ。

 

だからインデックスであろうと配当金再投資であろうと個別株であろうと手段はなんだっていいんだ。大事なのは回転させ続けることだ。

 

インデックスならそれは積み立て続けることになるだろうし、配当金再投資なら再投資させつづけること、個別株なら売買に勝ち続けることだろう。

 

キミがよく見るあの複利の効果の放物線は100%複利を効かせてこそのグラフなんだ。

 

中途半端にしてしまってはそれはもう複利として機能していないんだ。ジャイロが鉄球を使う時、回転させ続けているように複利を無限大にするには複利を機能させ続けなければならないんだ。

 

『複利を信じろ』

Lesson4『敬意を払え』

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“STEEL BALL RUN 11巻 #43より引用”

サンドマン戦、ジャイロもジョニィも瀕死の重症。ジャイロはジョニィに「黄金の回転」を教える。危機的状況の中、黄金の回転は『自然に敬意を払った深い洞察』から生まれることに土壇場でジョニィは気づく。7部の中でも名シーンの一つのところだね。

 

ここではジョニィが「自然に敬意を払った深い洞察」から黄金の回転の秘密に気づいたというところがポイントなんだ。

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“STEEL BALL RUN 11巻 #43より引用”

ジョニィは気付くんだ。身近な物などに使われている黄金長方形がじつは自然界のどこにでも元々あるっていうことに。

自然界に元々あるものに例えば他にも重力とかがあるよね。自然界に元々あるものは「発明した」とは決して言わずに「発見した」っていうんだ。

何が言いたいかっていうともともとそこにあるはずのに見えていないだけということがよくあるんだ。それはなぜかというとボクたち自身の意識の問題で思い込みが邪魔してるんだ。そのためにはジャイロのいう敬意を払うっていうことが大事なんだ。

 

投資の話に戻ろう。キミは日々何気なく日々の株価や業績、ニュース、ツイッターを何気なく見ているはずだ。レッスン4でジョニィは言う。

『本物』があるはずだ!『本物』に気づかなければ『黄金の回転』は…永遠に回せないのでは……?

『本物』を探せ… 自分の眼で…『本物』を見なければ回転しないッ!

投資だってそうなんだ。もともとそこにあるのに気づいていないことが本当に多いんだ。

 

自分の眼で見て考えて気づかなければいけないんだ。自分の眼で見て考えなければキミの投資で複利の力は働かせられることなんでできないはずだ。

 

Lesson5・『遠回りこそが最短の近道』

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“STEEL BALL RUN 21巻 #59より引用”

ジャイロと大統領の最後の一騎討ちの直前に、ジャイロはジョニィにそうアドバイスする。自身の死を悟ったジャイロは、「鉄球を使え」という意味をこの言葉で示す。

詳細は割愛するけど、ジャイロは自分の武器である鉄球(完全なる球体)が、大統領の能力によって「楕円形」になってしまって倒せないことに気づくんだ。鉄球が楕円形と知ったとき、ジャイロは次にジョニィの馬が狙われることに気づく。大統領を倒すための黄金の回転には馬力が必要なんだ。ジャイロは「自分が負けたあと馬が殺されてしまえば黄金の回転が使えない。ジョニィが殺されて大統領に勝てない。」とすばやく察知して「ジョニィが大統領に勝つよう立ち回るんだ。

結果、ジョニィはジャイロの死後、黄金の回転を最後に発動させて大統領を倒すんだ。

ここまで読んできたキミならもうわかるだろう。投資も同じなんだ。

 

目先のことだけ考えるとだめなんだ。

 

僕自身もついつい目先の株価や含み益ばかり気にしてしまうんだけどね。

 

大事なのは最終的に複利の力を効かせて資産を増やしていくことなんだ。

 

たとえ含み益が出ていたとしても長い投資生活の中そんな時だってあってどうしても回り道とその時は感じるかもしれない。

 

でも、もしかしれそれって複利の力を効かせるためのステップじゃないんだろうか。

 

ジャイロのレッスンから学ぶ複利の基本思想まとめ

  1. 「すぐに大金持ちになれるなんていう『妙な期待はするな』」
  2. 「複利を信じる。中途半端にしてしまってはそれはもう複利として機能していない。複利を無限大にするには複利を機能させ続けなければならない。」
  3. 「敬意を払う。自身の思い込みが邪魔をして、もともとそこにあるはずのに見えていないだけということがよくある。自分の眼で見て考えて気づくことが大事。」
  4. 大事なのは最終的に複利の力を効かせて資産を増やしていくこと。たとえ含み益が出ていたとしてもそんな時だってある。回り道と感じても地道に行く。その遠回りこそが複利を最大限に機能させる最短の道。

 

もしまだジョジョを読んでいない人がいればぜひ読んでみてほしい。

 

ジョジョの中でも屈指の面白さだから。

 

 

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