そもそもの発端をツイッターのこれ↓。そもそも何年も前の話題が単純にぶり返しただけなんだけど…なんで今更これがまたバズってるんだろう。
これだけ見ると「安っ!なんで!?オタクの範囲が広くなったからその分金額が薄まったんじゃないの?」くらいに見えてしまうよね。
どうやったら、1年2.5万で済ますねん笑笑 pic.twitter.com/dyd8BPB0hK
— 🌚しゅん🌞 (@NgzShun_) 2018年6月24日
でもまあ違う。答えは先に言うとこのツイートのリプにある。
『オタク1人あたりの年間消費金額(アニメ分野)』はそれぞれ調査機関が異なるだけでなく調査手法そのものが違います。
2004年の調査では推計市場規模をオタク人口で割った推定。
2014年の調査ではアンケート調査による算出。
オタク市場調査はまだ少ないためこのような比較が行われたのだと思われます。 pic.twitter.com/5lFpupqdXL— 極限脱出鹿井咲束目 (@133m17) 2018年6月25日
そう、単純に手法が違うものを比べてるから全く比較になってないんだ。
2004年の調査は推計市場規模の金額を推定オタク人口で割った金額。
2014年の調査ではアンケート調査によって算出された金額。
これは…比較するもんじゃないね。なので結論をいうと
オタクの年間消費額を知るならとりあえず矢野研究所のを見て計算すればいい。
で、注意しないといけないのは、アニメを例にすると「アニオタ活動に準ずる出費」ではなく「アニメの出費」ということ
ああ、なるほど。2013年度のアニメ2万5千円で合ってますね。
ただし、「アニオタ」出費ではなく、「アニメ」出費。
フィギュアも同人誌もゲームもイベント参加費用もコスプレ衣装も含めずに、2万5千円。
たぶん、BD/DVDの購入額だけが、年間2万5千円。 pic.twitter.com/Swr2oifmmG— 水瀬秋(えるマーク付き) (@biac_ac) 2018年6月25日
例えば、アイドルが好きで、アダルトゲームもするし、同人誌を嗜みながらさらにアニメを見るオタクの場合は189,184円になる。うん、なんかこっちのほうが現実的だな。
ちなみにアイドルオタクの金額の定義は、「コンサートチケット、CD・DVD、写真集、関連グッズ、ファンクラブの会費などのユーザー消費金額」をベースにして算出しているとのこと。
他の項目の詳細な定義も
「オタク」市場に関する調査を実施(2017 年) – 矢野経済研究所
のページのプレスリリース(←クリックするとPDFダウンロードされる)に書いてるので興味ある人は見てみるといいよー。
あとこれスマホゲーのガシャが入ったらどうなるんだろうね、そもそもオタクに分類される消費かと言われれば微妙だけど。ぼくも前に担当の美希のガシャで天井に行って8万近く使ってしまったし(白目)
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