インドネシア株を買う人は通貨変動リスクや為替スプレッドを覚悟して投資してねという話。

今回はインドネシア株を買う際に気をつけたい事、リスクや注意点について話そう。

通貨変動リスクに晒されている

ASEAN最大の経済国であるインドネシアなんだけどそれ故にアジアの国の中でも外国人による国債保有比率が高い傾向にあるんだ。

図1:現地通貨建て(LCY)債券市場における外国人による国債保有比率

経済も比較的オープンだからインドネシアルピアはアジア通貨の指標的存在となっている。それ故に市場心理が悪化すればまず売られることが多いからルピア安につながる。

ルピア安はインドネシアの輸出競争力が高まるというメリットももちろんあるんだけど、先行きの通貨安が強く懸念されると、海外から入ってきた資金・資本が逃げていく資本流出が発生しやすくなると言うデメリットもあるんだ。

資本流出は一般的に国内の経済や産業の発展に影響がでるよ。

為替スプレッドと取引手数料が高く、コストが高くつく

ほら、こんな感じでインドネシア株を買った時点でこんなにコストがかかるんだ。

sbi 証券を例にとると

①円→ルピアを買う
②買ったルピアでインドネシア株を買う

と言う手順を踏むことになる。

①のルピアを買う際にはsbi証券では100ルピア買うごとに3銭為替スプレッドが取られる。今日のレートで行くと100円分買うごとに3.9円の手数料、つまり3.9%のコストが既にかかっているんだ。


②ではsbiの場合、約定代金の1%が手数料としてとられる。そして最低手数料を考慮すると1回の買い付けで20万円つっこむ必要があるんだ。

つまりインドネシア株を買った時点で約5%のコストがかかってしまうんだ。

これは片道だからインドネシア株を売って円に戻す時もさらに同様のコストがかかることになるね。

日本株や米国株の手数料の安さを考えるとインドネシア株は買った時点でかなりの高コストなんだ。

このコストを限りなく減らすにはルピア高にこれからなることを期待してルピア安のときに買い付けたり、配当金の高い株を買たりしてコストを吸収する必要がある。

インドネシアに魅力を見出した上でリスクをある程度許容できる人が投資できる人

こんな感じでインドネシア株への投資にはインドネシアの通貨自体のリスクと、手数料の高さがあるんだ。

だからインドネシアに魅力を見出せてかつリスクをある程度許容できる精神的にタフであることが必要だ。

だってリスクを取らない人はリターンを得る資格はないからね。リスクがなく儲かるんだったら誰でもやっているよ。

報われないかもしれないところでモチベーションをもって継続することがインドネシア株投資家には求められるんだ。

僕はインドネシア株に投資するよ。インドネシア株が特別割安か言われれば別にそうじゃないと僕は思う。でも世界4位の2.5億人の人口で平均年齢が30歳未満、そして国土は日本の5倍、ガス等資源豊富、そして誰もインドネシア株の話をしていないところとか最高じゃないかい?

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