「君たちはどう生きるか 」を読んだ内容と感想

本を買ったきっかけ

「人としてどう生きるか」なんて正直これまで生きてきてそんなこと考えたこともなかった。
確かに嫌な人を見てきて「俺はこんな人にならないぞ!」と反面教師を見ての消去法スタイルでは思ってきたけれど、向き合って考えたことはなかったので購入。

本の対象読者

早く読むに越したことはないかもしれないがいつの時点でも遅すぎるということはない。
対象は児童向けと書かれているがどの年代の人でも読める本だと思う。

内容と感想

コペル君こと中学2年生の本田潤一君の精神成長を通じて「人としてどうあるべきなのか」ということを教えてくれる物語風の啓発書。

コペル君は日常でいろいろな出来事を体験し、それを通じて感じ・考える―「ものの見方について」「人とのつながり」「貧しい友人」「ナポレオンから見る偉大な人間とは」。そしてそのコペル君が感じたこと・考えたことを聴いた叔父はこれからどうコペル君に生きていってほしいのかということを「ノート」に記して将来のコペル君へのメッセージとして残す。この叔父の記したメッセージがまた考えさせられる。

・常に自分の体験から出発して正直に考えてゆけということなんだが(~中略~)ここにゴマ化しがあったら、どんな偉そうなことを考えたり、いったりしても、みんな嘘になってしまうんだ!

・肝心なことは、世間の眼よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。

・言葉だけの意味を知ることと、その言葉によってあらわされている真理をつかむことは、別のことなんだ!

・人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気迫を欠いた善良さも、同じように空しいことが多いのだ、君も今にきっと思い当たることがあるだろう。

とにかくいろんな言葉が身につまされる。そして「人としてどう生きるか」という問いに対して叔父はコペル君には答えを教えることはない、いや、コペル君自身が考え、自分自身の答えを出すことを願っている。

「人としてどう生きるか」コペル君と叔父の関係と同じくこの問いに対して筆者は私たちにその教えてくれることはない(正しい答えはないというのが正しい?)。しかし「こんな世の中を君はどう生きるのか、どう生きて生きたいのか」と常に真正面から私たちに問いかけてくるし、きっと私たちが自分たちの答えを出してくれることを願ってくれているものと受け取った。

俺だったらこれからどう生きていくかな~って考える方向性ときっかけを与えてくれたグッドな本。

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